
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- ☆LCCがはやめとけと言われる理由
- ☆LCC利用が向いている人向いてない人
- ☆損なく快適に乗るための準備事項
▼本記事の信頼性

このブログ記事では、たくさんの国内外LCCに乗ってきた僕がLCCの注意点と対策を紹介します。
【筆者の経歴】
- 国内LCCや海外LCCを多数回利用
▼本記事を読んだ先には…
- LCCのデメリットやリスクがわかり、損失や失敗をすることなく快適に利用できる
本記事ではLCCとLCC以外をわかりやすく比較解説するために、LCCの対になる言葉として「FSC」を使います。
- FSC(フルサービスキャリア):ANAやJALなど
- LCC(ローコストキャリア):ピーチやジェットスターなど
ざっくりですが、この理解で大丈夫です。
さて、僕自身も10代の頃からLCCは何度も乗っていますが、LCCは巷で言われるほど悪いものではありません。
目的地までの移動という最低限のサービスに絞り、コスト削減のために荷物やルールが厳しいだけです。
不測の事態に直面して柔軟に対応してもらえなかった人や航空会社のルールを守れなかった人には悲しい思い出になりますが、そうでない大半の方にとっては長距離の移動を早い時間で運賃を安く抑えられる最良の手段になります。
注意すべきポイントを最初からおさえていれば、損することもなく、そしてこれほど快適に安く長距離を移動できる手段はないので、ぜひ本記事で情報として把握しておいてくださいね!
LCCが敬遠されるデメリットやリスク

「LCCを利用しないほうがいい」と言われるのは理由があります。
それは、FSCと比較したときに、LCCのフォロー体制やサービスの充実度などのギャップにがっかりするからです。
特に想定外の失敗をした際に「聞いてなかった」「こんなはずじゃなかった」となるケースが多いようです。これから利用する予定の方は、まずLCCのリスクやデメリットをすべて把握しておきましょう。
▼LCCのデメリットやリスク
- 安い便は時間が早朝か深夜
- LCC発着空港は中心市街から遠い
- 発着ターミナルがメインターミナルから遠い
- 荷物規定が厳しい
- 機内サービスが基本有料
- 座席指定が有料
- 予約変更は追加手数料/キャンセル返金なし/振替不可/乗り継ぎ補償なし
- 定時運航率がやや低め
- 座席や足元のスペースが狭め
一つずつ詳しく見ていきます。
運賃が安い便は早朝発か深夜発

LCCの便も運賃が安いものと高いものがあります。
FSCと同じように運賃が安いチケットはほぼ特定の日時に絞られます。日にちはいわゆるローシーズン。大型の連休や転勤引っ越しシーズンの運賃の高い時期ではないタイミングが安いです。
そして時間。みんなが乗らない早朝や20時以降の便、国際線なら深夜帯に出発するフライトが安くなります。
早朝便だと空港の近くに前泊しておかないと物理的に難しいこともあるので、宿泊費用も含めて検討する必要がありますね。
9時〜18時発くらいの使いやすい便で、料金も安いチケットはすぐに売り切れてしまいます。
空港が中心市街から遠い

LCCは大概どの国や地域でも「都心から最も利便性の高い空港」には発着していません。
日本で言えば、東京なら羽田空港が利便性が高いですが、LCCが利用できるのは主に成田空港です。羽田にもLCCは就航していますが、会社や便は少なめです。
大阪なら伊丹空港の利便性が高いですが、LCCが利用できるのは主に関西空港ですね。
ヨーロッパなどの海外でもほぼ同じです。これは、LCCの航空会社が空港に支払うコストが安いため、やや遠目の空港に発着するのでしょう。
LCCを利用する場合、追加で中心地まで行く費用と時間がかかることには注意が必要です。
発着ターミナルがメインターミナルから遠い
LCCでは、市街地への電車やバスに接続するメインターミナルとは違うターミナルから発着する確率が高いです。
LCC用に新しく用意されたサブターミナルといった感じです。羽田空港や成田空港の場合、LCCが主に就航するのは第3ターミナルです。
バスや徒歩でサブターミナルに移動することもあるため、その分の時間も確保する必要があるのはお忘れなく。
搭乗口までバス移動も多いので保安検査も早めに通過する必要があります。
荷物規定が厳しい

LCCといえば荷物規定の厳しさですね。
LCCはコスト削減のために、荷物の規定が非常に厳しいです。規定やルールを守らなかったら有無を言わせずに情状酌量の余地無しで超過分を支払います。
例えば、ヨーロッパの超有名な格安航空RYANAIR(ライアンエアー)の規定は非常に厳しいのは有名なお話です。トラベル系のYouTubeのおのださんも「厳しい」とレビューしています。
荷物規定は利用するLCCによって規定は変わりますが、下記のようなケースが多いです。
- 機内に持ち込める荷物は40cm×30cm×20cm、7kgまでのバッグを1つ
- さらにハンドバッグ、ブリーフケースなどの身の回り品を1つ
- 合計で7kgを超えると追加料金。受託手荷物の追加が必要
- 預け入れ手荷物の無料分はなし。追加料金が必要。
僕の個人的な経験だと、ヨーロッパはライアンエア、アジアならタイライオンエアなどは荷物規定とチェックが厳しかったですね。
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しかし荷物規定に関しては、工夫というか裏技がありまして、この裏ワザをフル活用すれば追加料金を払うことはまずありません。
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【LCCもOK】機内持ち込み手荷物の制限をギリギリで通過する裏ワザや7kg以下に抑えるコツ|NGの方法も紹介
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荷物による追加料金は確実に回避できますので、ぜひチェックしてみてください。
機内サービスが基本有料

飛行機の機内サービスと言えば
- 機内食
- ドリンク
が定番で、楽しみにしている人も多いです。
しかし、多くのLCCでは費用や労力の削減のために機内サービスが基本的に有料になっています。

とはいえ、LCCだから機内食やドリンクがすべて有料なのではなく、6時間ほどの国際線では水とサンドイッチなどの軽食は提供されました。
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また、LCCでは映画などを視聴できるモニターが全席のシートについてないこともありますが、それはFSCでも同じです。逆にLCCでも画面が付いているケースもあります。
座席指定が有料

ジェットスターから引用
FSCの場合、一定の範囲内で座席を指定することは無料でできます。一方でLCCの場合は、座席を指定すること自体が有料になります。
窓側に座りたい場合や、トイレに行くことが多いので通路側といった指定をするとその分追加費用がかかります。
どの座席になるかは当日までわからないです。ランダムですが座席に特にこだわりがない方にとっては問題なし。
小さいお子さんのいるご家庭では、座席指定無しでのフライトは難しいですね。
予約変更は追加手数料/キャンセル返金なし/振替不可/乗り継ぎ補償なし
国内線だとANAやJALのSFCは不測の事態で予定した便に乗れなかった場合、次の便などで座席に余裕があれば振り替えて乗せてくれることがあります。
一方で、LCCは逃したらいかなる理由があろうとも振替はないです。

また予約変更の手数料にも差があります。
LCCは事前に追加料金を支払って変更できるプランを選択肢するケースもありますし、当日に急遽変更すると大きな手数料がかかります。
一方でFSCは無料で変更できることも多いです。
LCCは乗り継ぎの補償もないですね。もしLCCの便が遅れて到着して乗り継ぐ便が先に出発してしまっても何も補償はないです。
一方、FSCは補償があることも多いです。FSCのカタール航空を利用した際に便が遅れて乗り継ぎもできなくなったときは、次の日の便に無料で振替をしてくれて、ホテルからご飯まですべて出してくれました。
LCCの乗り継ぎ等の補償を無料で付帯する方法についてはクレジットカードの付帯保険がありますが、年会費実質無料でおすすめのカードはこちらの記事で掲載していますのでぜひチェックしてみてください。
定時運航率がやや低め
コロナ以前のLCCは定時運航率がやや低めでした。8割を切る会社も。ところがコロナ以後は便を減らしたことにより、どの会社も定時運航率が上昇。
| 順位 | 航空会社名 | 2020年度 | 2019年度 |
|---|---|---|---|
| 1 | スカイマーク | 99.14 | 95.02 |
| 2 | ソラシドエア | 98.93 | 91.66 |
| 3 | スターフライヤー | 98.79 | 94.72 |
| 4 | 日本トランスオーシャン航空 | 97.76 | 87.95 |
| 5 | エアドゥ | 97.13 | 93.13 |
| 6 | 全日空 | 96.97 | 88.53 |
| 7 | 日本航空 | 96.81 | 89.55 |
| 8 | ジェットスター | 94.93 | 79.90 |
| 9 | ピーチ | 93.94 | 78.41 |
| 10 | 春秋航空日本 | 93.83 | 80.77 |
タビリスより引用
こうやって数字で見てみると、現在定時運航率は各社とも90%を超えており、LCCのデメリットとして紹介するのはやや不適切かもしれませんね。
とはいえ、コロナも落ち着きこれから便が増えてくるとLCCの定時運航率が下がる可能性はあります。
空港到着の予定時刻からすぐのバス便の予約などは控えたほうが良いです。
座席や足元のスペースが狭い?
「LCCのシートは狭い」と言われますが、ものすごい窮屈とかそんなことはないです。

29cmの靴もゆったりと普通に置けます。

座席の広さもノートPC2台分+α入ります。
もちろんFSCに比べると「なんとなく狭いな」と感じることはありましたが、
- 膝が前の座席に当たる
- 座席のシートポケットがない
- 肘掛けがむき出しでクッションがない
とかそんな程度です。ちなみに僕は身長180cmのやや細身体型です。
実際に国内外で何社も乗っていますが、狭すぎて苦しいと感じるようなことはなく比較してみたら微妙な差。

イメージは↓こんな感じ。
FSCは膝と前の座席の幅が拳一個分くらいあって隣の人がトイレにいくのに目の前を通るのも比較的余裕がありラクですが、LCCでは指1,2本分くらいのときもあって奥の席の人は跨ぐ必要がありトイレに行きづらいこともあります。
国内線で2〜3時間乗る分にはあまり気にはなりませんが、国際線で5〜6時間程度乗る場合は多少のストレスはあるかもしれませんね。
LCC利用時の確認事項と対策
LCCには紹介したようなデメリットやリスクがありますので、利用する際には気をつけたい点があります。
LCCの予約前に必ず確認する項目
- 荷物規定と自分の荷物の大きさや重さ
- 前後の予定と時間の余裕
- 発着空港の位置と目的地までの時間・料金
- キャンセル規定や変更手数料
- その他、指示のあったチケット印刷やアプリのダウンロード
ヨーロッパの格安航空「ライアンエア」では、かつてチケットを印刷して持参なかった場合追加料金が取られました。いまではアプリでモバイル搭乗券を出せますが、これも事前に準備しておく必要があります。
また特にしっかりと確認しておきたいのは荷物規定と自分の荷物量です。「やばい。規定の量に収まらないかも…」という方は下記の裏ワザを使って調整してみてください。
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LCCの利用がおすすめなケースとやめたほうがいいケース

▼LCC利用がおすすめなケース
- キャンセルや予約変更、乗り継ぎの予定がない
- 搭乗前後のスケジュールにある程度余裕がある
- 荷物量が少ない(復路も)
- フライトの時間が短い
- 搭乗中の娯楽や時間の消化方法を自前で用意できる
- 中心都市から多少遠くても良い
- LCCの就航する空港が中心街から近い(札幌や福岡など)
- 目的地の近くにLCCが就航している
▼LCC利用はやめた方が良いケース
- 飛行機に初めて乗る
- 仕事の出張利用
- 小さいこどものいる家族の旅行
- 6時間以上のフライト
- 前後のスケジュールがびっしり
- 乗り継ぎがある
- キャンセルや変更の可能性がある
- 復路でお土産を大量に買う予定
LCCはルールや注意点を把握すれば超便利な移動手段

お疲れさまでした。
LCCで後悔するのは「こんなに厳しいなんて知らなかった。」「追加料金を支払うことになるなんて…」「こんなことも無料でしてくれないの?」というパターンです。
なので事前にその内容をよく知っておけば対策も取れますし、万が一トラブルに巻き込まれてもそういうものだと諦めも付きます。
コストを抑えて快適な旅をするにはLCCを使わない手はないので、ぜひLCC利用前には本記事をもう一度確認してみてくださいね。