
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- ☆サンティアゴ巡礼のベストシーズンを考察
▼本記事の信頼性

【筆者の経歴】
- 2022年に巡礼
- 妻は2018年にも巡礼
▼本記事を読んだ先には…
- サンティアゴ巡礼のベストシーズンがわかる
僕が歩いた実際のスケジュールはこちらの記事から確認できます。
【体験談】サンティアゴ巡礼の時期選びは超重要
本記事をお読みの方は、ワクワクしながら「いつごろ行こうかな?」と考えていることかと思います。
そこで本記事では巡礼の時期を選ぶにあたり重要なポイントをまとめました。
ベストなシーズンというのはなにも天候の話だけではなく、以下のような観点から多角的に考察する必要があります。
- 混雑
- 気温
- 天気
- 花粉
- 飛行機の運賃
花粉症の人にとって一番きついのは、もちろん花粉ですね。妻も花粉で大変な目に遭いまして飲み薬を服用してもつらそうでした‥。
様々な観点から自分にとってベストな時期を選び、日によって歩く距離なども調整してみてください。
混雑

混雑の一番の問題は、公営アルベルゲが争奪戦になることです。2022年は巡礼者が43万人を超えてアルベルゲが争奪戦になりました。
歩く分には人が多くてもそこまで気になりませんが、狙っていた宿が埋まってしまうと最悪次の町まで歩く羽目になります。
では、サンティアゴ巡礼はいつ混んでいるのか?巡礼者の数に関するデータを見てみます。下記はサンティアゴ・デ・コンポステーラでもらえる巡礼者証明書の発行数です。

CaminoWAYS.COMから引用
8月が一番多いですね。ついで7月と9月。
8月が混むのは日本と同じようにヨーロッパでも多くの地域で8月に大型のバケーションを取るからです。
時期が選べるなら、混雑から考えると8月は避けたいですね。
また、フランス人の道はSarria以降が圧倒的に混みます。体感としてはSarria以前と比較して巡礼者の数が4倍以上になります。
Sarria以降のルートは、1週間程度でゴールでき、巡礼証明書ももらえることから、観光ツアーとして組まれており、参加しやすいんですね。
混雑を回避するという目的なら「Sarria以降をいつごろ通るか?」を念頭に置いておくと良いかと思います。
気温

上のグラフは、巡礼路の途中の大都市Leonの年間の気温の変化です。
- 赤線:月間最高気温
- 青線:月間最低気温
- 緑棒グラフ:月間平均降水量
グラフを見ると、7月と8月が一番暑いですね。このグラフは月間の最高気温(最低気温)の平均なので、日によっては30℃を超えることもあります。
ちなみに僕がスペインを歩いたのは、5月中旬から6月中旬でしたが、湿気がなくカラッとしていて朝と夜の気温差が大きいです。
5月や6月は朝は寒いのに、昼間はポカポカ温かいというか日によってはかなり暑いです。来ていた服は下記のような感じ。
- 朝:長袖で長ズボン、上着ダウン
- 昼:半袖半ズボン
- 夜:半袖半ズボン
6月でももうかなり暑くなっています。6月の日中の気温は14時ごろには30度を超える日もあるため、できるだけ14時前にアルベルゲに到着することを念頭に置いて歩いていました。
14時以降の炎天下で歩き続けるのはかなりきつかったです。

その一方で夜は若干冷え込みます。気温差が激しいです。
気温差が激しい為、薄い半袖も持っていましたが、ダウンジャケットも持っていきました。衣類含めたすべての持ち物については、下記記事で詳細をまとめました。
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【猛反省】スペインサンティアゴ巡礼 カミーノ経験者の持ち物まとめ|軽さは費用削減とケガの予防に
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天気
天気については、山なんて急にドス黒い雲が広がって一瞬で雨に変わることもありまして、正直1つの都市の天気ではあまり参考にならないです。

そのため、天気については「町名 天気」でググって、毎日翌日の天気を確認していました。
一応、大都市レオンの年間の天気を見ていきます。
レオンの晴天率

7月は晴天率が高いですね。雨が苦手な方は7月が良さそうです。

うち2日間は雨の中ポンチョを着て歩き続けましたが、足元もぬかるみます。平坦な道なら良いですが、写真のように岩肌の多い山道だと滑って危険です。

妻は前回4月から歩き始めてますが、雹(ひょう)が降るなどまだ寒い時期だったそうな。
山道は凍っていてアルベルゲのホストに「この道は危ないからやめとけ。リアルに死ぬかも。」と言われ、迂回ルートを歩いたとのこと。
ちなみに妻の友人は冬の時期に巡礼に行ったそうですが、超寒かったようで道も凍ってて危険らしいです。
多くのアルベルゲが閉まってて、出会った町の人に頼み込んで泊めてもらうなどしたとのこと。冬場の巡礼は超上級者向けカミーノですね。
あと、日照時間についても見ておきます。
レオンの日照時間

スペインの6月は日照時間が最も長いです。寝ようと思ってもあたりはまだ明るくてアイマスク(手ぬぐいw)をして寝た記憶もあります。
また、日照時間が長いのでアルベルゲに13時頃に到着してその後に洗濯しても余裕で乾きます。
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スペインサンティアゴ巡礼フランス人の道のスケジュールを公開|旅の計画のコツと注意点
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レオンの日の出と日没の時間

レオンの6月は夜の20時ではまだ明るく、21時くらいから徐々に暗くなり始めます。
また、11月〜3月は日の出も遅く、日の入りは早いので歩く時間が短くなってしまうことにも注意してください。
ちなみに5月や6月の朝は6時ごろから明るくなってきます。これが6時頃の朝景色。

5時に出発したときはさすがにまだ真っ暗でした。こちらはレオンではなくプレントラレイナですが、ナイトモードでの写真がこれ。

明るく見えますが、実際には奥の方の真っ暗な光景が5時のリアルな風景です。
花粉

MYVITAMINSより引用
スペインのデータがなかったのでイギリスのデータを。黄緑がピーク時です。
スペインでも花粉は飛んでいます。ただし、杉やヒノキではなくオリーブや雑草系の花粉だそうな。なにかわかりませんがこの綿毛がやばいw

いま花粉症でない方も、現地で花粉症になる可能性もあります。実際、妻がなりました。目は腫れて開けられず、鼻はズルズルでティッシュは常に携帯。超つらそうでした。
- オリーブ
- アリゾニカ
- シェード バナナ
- サルソラ
- パリエタリア
といった種類の花粉が1月から11月までは飛んでいるとのこと。ほぼ1年中やないかい!ピークは2月から8月ですね。
時間帯としては
- 午前5時から午前10時
- 午後7時から午後10時
ごろが1日の中でピークとのこと。
暖かくなって草木が花粉を飛ばし始める頃だと、いつでも飛んでいるので、なんとも言えませんね。
現地の薬局で売っている飲み薬を服用すればマシになりますが、今回思ったのは7月と8月の日中は花粉対策でマスクをしていると暑すぎて耐えられません。
花粉対策は万全にしつつ、あつすぎない時期がおすすめです。
妻は前回4月から5月前半にかけて歩きましたが、雨の日も多く、花粉症は全く出なかったようです。4月は寒さだけがきつかったとのこと。
先程の降水量のグラフを見てもレオンの4月と5月はそれなりに雨が降ります。(緑の棒線)

花粉が心配な方は4月や5月までに巡礼を終えるスケジュールが良いかと。
飛行機の運賃
アルベルゲの料金や食費は通年であまり変動はありません。時期によって変わるのは飛行機の運賃くらいです。
休みが取りやすいハイシーズンは航空券も高いですが、ハイシーズンを避ければ安くなります。
▼年間の航空運賃の変動
| 時期 | 費用 | 備考 |
| 4~5月 | ★★ | 比較的お手ごろ。大きな金額の変動なし。※GWは除く |
|---|---|---|
| 6月 | ★★★ | 夏に向け緩やかに上昇 |
| 7~8月 | ★★★★★ | 7月上旬までが比較的安め。夏休み期間で、お盆をピークに上昇していく。 お盆が過ぎると徐々に下降していく。 |
| 9月 | ★★★★ | 8月に比べやや安くなる |
| 10~11月 | ★★★ | 金額は徐々に下降 |
| 12~1月 | ★ | 年間で一番お求め安いシーズン。※年末年始は除く |
| 2~3月 | ★★★ | 緩やかに上昇 |
| 費用参考:★1(安い) ★2(やや安め) ★3(一般的な代金) ★4(やや高め) ★5(高い) | ||
トラベルコより引用
航空運賃だけで見ると、12月と1月が良さそうですね。でも激寒ですし、アルベルゲは閉まってるのであまりおすすめできません。
そして、やはり7月と8月は休暇が取りやすいため航空券は高いです。これはどこの国も同じ。
気温なども考慮すると、GWを避けた4月と5月、6月が良さそうですね。
どの道をどのくらいの期間歩くかによる
サンティアゴ巡礼には様々なルートがありまして、おすすめのシーズンはどこをどれくらいの期間歩くかによって変わります。
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【保存版】スペインサンティアゴ巡礼路の各種地図を紹介!人気の"フランス人の道"を含む全ルート
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ポルトガルの道とフランス国内の道では緯度も違うため気温も違います。
今回は一番人気の「フランス人の道」で様々な観点から紹介しました。
個人的には総合すると、暑くて混雑する7月と8月は避けて、また冬場の11月〜3月も避けるのが良いかと。
となると4月〜6月、そして9月〜10月頃が良いのではないかなと思います。